子供、女性の病気の話

胃腸の病気

病気のなかでも、胃腸の病気は、日本人がもっともかかりやすい病気かもしれません。日本人の死因の第一位はガンですが、日本人にもっともおおく見られるガンは、“胃ガン”です。

最近、大腸ガンも増加けいこうにあるといいますが、これは食生活の西欧化にともない、食事から摂取する食物繊維がすくなくなったことが、原因のひとつではないかとかんがえられています。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍といった病気も、いまの日本人にとってもっともポピュラーな病気のひとつです。

これらの病気は、ストレスや飲酒、喫煙などが原因であるといわれてきましたが、最近、“ヘリコバクター・ピロリ菌”というとくしゅ細菌も、これらの胃腸病の有力な原因 のひとるであることがあきらかになりました。

ピロリ菌は胃の幽門部（胃の末端で十二指腸につながる部分）ふきんに生息している細菌で、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の他、胃ガンや胃炎といった病気にもかんけいしているとかんがえられています。