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心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療

 心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、人間なら誰でもかかりえるものです。

 心的外傷後ストレス障害(PTSD)とは、衝撃的な出来事によって心に生じた傷(心的外傷・トラウマ)が原因となり、そのあとにさまざまなストレス障害をひきおこす疾患のことをさします。

 心的外傷後ストレス障害(PTSD)の原因としては、トラウマになるような出来事です。それは、地震や洪水、火事のような自然災害や、戦争・監禁・虐待・強姦といった人災などがあげられます。

 心的外傷後ストレス障害(PTSD)には、急性のものと慢性のものがあります。心的外傷後ストレス障害(PTSD)の主な症状としては、恐怖感や無力感をはじめ、心的外傷による悪夢やフラッシュバック、心的外傷のきっかけとなった物事を連想させるもの・人に対する麻痺や回避などがあげられます。


 心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、衝撃的な出来事によって生じた心的外傷の後遺症ということができます。

 心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、放置しておくと、日常生活・社会生活にも支障をきたしますし、何よりも本人にとって大変苦痛なものです。よって、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の自覚症状があるばあいは、早めに医師(精神科・心療内科)にかかることをオススメします。といっても、本人が自分で医師にかかることができないこともおおいので、心的外傷後ストレス障害(PTSD)には、周囲の理解が必要になります。

 心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療には、通常は薬物療法と精神療法の双方が用いられます。特に心的外傷となる出来事にたいする情緒的な障害の解決のためには「トークセラピー」がもっとも有効だとかんがえられています。

  
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