子供、女性の病気の話

病気(子供、女性、睡眠、目)の話

認知症と痴呆症

「認知症」とは、じゅうらい「痴呆症」とよばれてきた用語(行政用語)をていせいしたものです。

「痴呆症」の「痴呆」ということばは、差別的であるということで、2005年の通常国会で介護保険法の改正によりおこなわれました。しかし、この「認知症」もまた、「痴呆症」同様にてきせつな用語ではないと物議をかもしているようです。

おもに心理学会関係から、「認知」とは人間の知的機能をあらわす概念であり、それをそのまま「認知症」という病名としてもちいるのは意味不明ではないかというしてきがなされています。

ただ「認知」といったばあい、どちらかというと「認知する・できる」という意味合いであって、いきなり「認知できない」といううけとり方はたしかにしないですよね。これはたしかに意味不明です。

社団法人日本心理学会・日本基礎心理学会・日本認知科学会・日本認知心理学会から連名で出された意見書のなかでは、そういった不適切さをしてきするとともに、「痴呆症」および「認知症」のだいあんとして「認知失調症」という用語をていきしたそうです。

  
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